Qちゃん

サインスピナーのQちゃんのレビュー・感想・評価

サインスピナー(2013年製作の映画)
3.2
アメリカの寂れた片田舎でサインスピニングで小遣い稼ぎをする子供たちが、バカにされる日頃の鬱憤を晴らすべく、軽い気持ちで銃を買おうとする。。

幼い子供がいる身としては、観た瞬間はとにかく幼い女の子がどうもなくてよかった、母親も失わなくてよかったと、ほんとそればかりだった。

ただでさえ貧しいアメリカの片田舎で、リーマンショックに追い討ちをかけられ、家も職も失った人たち。経済危機の直接的な打撃を被って誰もが辛く、鬱屈とした気持ちを抱えて生きている時代。そんな時に、手軽に人の命を蹂躙できる武器が手に入ってしまう銃社会の恐ろしさが垣間見える。起こらなくていい悲劇が増えてしまう銃社会は、ダメ、絶対。

乾いた空気感の映像が少しオシャレ。
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