このレビューはネタバレを含みます
喫茶店the placeで人々の願いを聞き、その願いを叶えるための不穏な指示を与える男の物語。
この作品は私たちの運命の因果関係の縮図を描いていると解釈しました。私たちの人生に必然は無く、私たちは必然(運命)を期待してしまうが、本当は確率事象で無作為です。
ラストの展開は予想だにしなかったのですが、神の座にいた男が人となる様子に、何故か安堵感を覚えました。これは何故だろう。たぶん何らかの宗教観を映し出していると思うのですが、自分には掴みきれていません。
不思議で、面白かったなー。