にしやん

ザ・プレイス 運命の交差点のにしやんのレビュー・感想・評価

3.7
とあるローマのカフェで繰り広げられる、所謂ワンシチュエーションもんや。9人の依頼者が次々と自分達の人生に降り掛かったそれぞれの切実な悩み事についてこの謎の男に打ち明けつつ、解決する術を求めてるんやけど、問題を解決するためのこの謎の男から依頼者への提案がやな、9人中6人へは凶悪犯罪、残り2人へは反道徳行為、残り1人には善行やねん。意味不明、脈絡全く無し、因果関係も全く分からん提案や。最初はこの映画訳わからんなあと思て観ててんけどな、9人の依頼者の一見バラバラな話しが、途中から交差したり、絡んだりし始めんねんな。この辺りから、ははん、この監督これがやりたかってんなと理解したわ。だいたい展開は想定内やけどな。只ちょっと強引過ぎて「それはなんぼなんでもないんちゃう?」っちゅうのはあったけどな。せやけど、一見バラバラの話がやな、共鳴し絡み合うっちゅう展開、わし割りかし好きやさかい、まあええかなと。映画観てるっちゅうより、小説読んどう感じに近いかな。
ラストもまあまあ良かったな。伏線回収完全終了!とりあえずめでたし、めでたしや。
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