ももさく

Presents 合い鍵のももさくのレビュー・感想・評価

Presents 合い鍵(2006年製作の映画)
2.6
クリスマス直前、8年付き合っている彼氏に話したい事がある、会うのは昼間がいいと言われる。

出演者→広末涼子、玉山鉄二、有村実樹、安田顕、真山明大、川口覚、池田香織他。

「八日目の蝉」「紙の月」の角田光代原作。「森崎書店の日々」「好きっていいなよ」の日向朝子監督作品。

好きになって長く付き合って、日々忙しくなってなかなか会えなくて想いがすれ違って、その隙間に入り込む誰かがいたりして後悔して彼が好きな事を好きになろうとかしても今更もう遅くて…どうしようもないけど、そんな失恋の痛みがとても伝わってくる。

だけど、8年と言う中に幸せがなかった訳ではないから余計に痛みを強く感じた。この主人公は結果的には、とても強いなと感じたけど現実にも沢山いるだろう、新しい恋をしたとしても7時間の濃密さを理解できても8年と言う年数の中の記憶だけは消せるもんじゃないと私は思います。

掃除、美容院、キーホルダーも印象的。

失恋女子が見たら更に泣けてきちゃうんじゃないか?と思える切ない系クリスマス作品。