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アドリフト 41日間の漂流のGreenTのレビュー・感想・評価

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)
3.5
これ怖い!!

バックグランドの海が荒れるシーンは、時々CGI と合成?みたいにバレちゃうところがあるんですけど、それでもだだっぴろい海にたった独り、誰も助けてくれなさそうな不安感がずーっと続き、すごい緊張感のある映画でした。

タミ(シャイリーン・ウッドリー)とリチャード(サム・クラフリン)のカップルが航海に出るまでの、かったり〜ラブ・ロマンスのシーンをバッサリすっとばして、いきなり遭難したタミが目覚めるところから始まるオープニングで「うまい!」と思った。これで最後まで観る気になった。

最初は、タミやリチャードのような「その日暮らしの自由人」みたいのがいけ好かなくて、「遭難してざまーみろ!」ってニヤニヤしながら観てたんだけど、たった独りで遭難する恐怖をシャイリーン・ウッドリーがすごい良く表現していて、だんだん本当に可哀想になってきた。

事故のあと目が覚めて、まず一緒に航海していたリチャードを狂ったように探す、っていう気持ちが良くわかった。独りだと思うとものすごーい不安になるよね。リチャードは怪我しているから、助けにはならないけど、誰かいてくれた方がまだ安心する。人間ってそういうものだよな。ただ、ちゃんと傷の処置ができないと、バイキンが入ったりして死んじゃうから、死ぬのを見るのはやだろうな〜とは思ったけど。

これ実話なんだってね!『パーフェクト・ストーム』も実話の映画化だったけど、生存者がいないのに暴風雨のときどうしたのか分かるのかな?と思っていたんだけど、これはリアルだったから「この娘生き残ったんだな。すげー!」と思った。

この後はネタバレになるのでコメント欄で!
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