地球へ

ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS projectの地球へのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ショートフィルム6編によるファンタジー映画

『ファンキー』
究極の片想いを成就させる男の物語。
キーアイテムは3月11日、おそらく東日本大震災(2011年)と考える。
時代設定は2041年であるが、2011年で時間が停止しているように思う。つまり主人公は既に死んでいる、そしてようやく(30年の時をかけて)片想いが成就したと考えます。
全員死ん(震災の津波で)でいる・・・
想いがかない、成仏したと考えます。
ラストの水中シーンは幻想的ではあるが、『 The Shape of Water 』ほど幻想的で綺麗な映像でなかった点は残念でした。

『アエイオウ』
難解な内容です、リリックストーリーBOOK(劇場で配布)には「表と裏でひとつ」と解説されているが、ますます理解できなかった。
結局、目的(戦争の回避)は達成できなかった、これだけしか理解できなかった。
どなたか教えて下さい・・・

『幻光の果て』
究極の目標に突き進む、もしくは究極のトラウマを描いている。
きっと彼は満足できたのでしょうが、その先に何を見つけたのかは理解できなかった。
またまた幽霊が出てくるので、『ファンキー』と同じような作品だと思われました。

『KUU』
コミュニケーションを描いた作品と考える。
これは理解し易かった。
「お互い、きっと理解できる」そんなテーマでしょうか。
美しい雪の渓谷と鮮やかな衣装が、綺麗な映像を創りだしていた。

『Our Birethday』
またまた究極の片想いを描いている。
短編の中に「 Boy Meets Girl 」の起承転結が明確に描かれており理解し易かった。
でも結局、「失ったものが一番美しかった」そんな so lonely な物語でした。

『canaria』
舞台は3.11(東日本大震災)の傷跡が残る震災地。
最初の『ファンキー』と同じような色合いですが、暗い閉塞感を感じる空間で少し前に進み始める、そんな内容だと思いました。


3.11を意識した、「失ったものへの気持ち」を描いた映画でした。
映像もしくは楽曲との組合せでもっと革新的な映画を期待していたので、少し肩透かしをくらいました。
4作目と6作目が共感できました。

長々と支離滅裂な文章ですみません。


初めてのショートムービーの劇場鑑賞、ほぼ貸切り状態でしたが・・・
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