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翔んで埼玉のほのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.7
超・ご当地映画!
海外ではもちろん関西の方とかいったらもう通じなさそうなネタをここまで壮大にとことんくだらなくやってのけた姿勢に感服。…と思ったら意外とイタリアとか海外でもウケてる様子で、地域間のライバル関係とかディスを面白いと感じるのは万国共通らしい。
ミルクボーイにも劣らない汎用性の高い営業ネタがここに爆誕した…

少女漫画っぽいテイストに仕上げたのがよかった。GACKTと二階堂ふみがハマってたし、たくさん実在の人や企業も出て来て楽しかったし(小倉優子はそれでいいのか笑)、小道具もくだらなくてすきだし(SATの銃がドライヤーなのは笑った)、最後のはなわの歌がこれを聴くためにこの映画を観てもいいくらい面白い。

どんなテイストでもしっかり面白いものは売れるんだなあ。武内監督だし、私の好きなフジテレビドラマっぽさがすごく出てた。それにくだらないけど、迫害とか踏絵とか、そんな馬鹿馬鹿しいことを人類はやってきたんだなあと深読みできるちょっとした哲学があったのもよかったのかもしらん。
ほ