tottsun

ジュディ 虹の彼方にのtottsunのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
3.8
私が最近見た映画636
「ジュディ 虹の彼方に」
ミュージカル映画のスターだったジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、遅刻や無断欠勤を重ねた結果、映画のオファーがなくなる。借金が増え続け、巡業ショーで生計を立てる毎日を送っていた彼女は、1968年、子供たちと幸せに暮らすためにイギリスのロンドン公演に全てを懸ける思いで挑む。
先日「イースターパレード」観た時に、見るなら今だなと思い鑑賞。
公開当時、映画館で観るつもりが重すぎるというレビューや評価にビビってどうしようかと迷って結局止めてしまった作品。Netflixならしんどくても途中で止められると思って見始めたけど…映画館で観ればよかったかな。
晩年の話のため何も知らずに見たら分からなかったかもしれないけど…たまたま「イースターパレード」観た後にWikipediaで調べてたから良かった。
前半はなかなか乗り気になれなくて心配したけど途中から空気が変わってくる。晩年のジュディ・ガーランドの映像を見たことなくて、途中まではレネー・ゼルウィガーが演じてるってことばっかり頭にあったけど…歌ってるシーン観るとだんだん目元とかジュディ・ガーランドに見えてきて…
見終わってからYouTube探したら似てるんだなと思った。
娘であるライザ・ミネリが「母はハリウッドに殺された」って言ったみたいだけどそれを示唆してるシーン見るたびに辛かった。天性の歌声と美貌なのに痩せることを強要するために食べるのも眠るのも強く制限されたなんて。心のバランス崩れてもしょうがないよ。
「オズの魔法使」見たら、今までとは違う複雑な気持ちになりそう。
晩年までも愛に飢え常に愛を求めてた彼女。
最後の「Over the Rainbow」では胸いっぱいになって込み上げるものがあった。
ゲイのカップルの優しさが本当に心地よくて彼らのシーンだけでも見てよかった。
近いうちに「若草の頃」を観に行くけど彼女の証を胸に刻みたいと思う。
私的には☆☆☆.8かな。
tottsun

tottsun