Sachika

LETO -レト-のSachikaのレビュー・感想・評価

LETO -レト-(2018年製作の映画)
3.7
あの夏、1980年代のソ連。
共産主義の厳しさの中で、西側の音楽に影響を受けた、彼らのアンダーグラウンド・ロックは生まれた。
ロックスターを夢見る青年ヴィクトルと、それを導くロックスター・マイク。
彼の妻ナターシャと、彼女との淡い恋。
時代と音楽と恋と、もがきながらも、ヴィクトルは歌い続ける。

T.REX、イギー・ポップ、トーキング・ヘッズ等の音楽に、MVのような映像。
ライブシーンの、ズンズンと響くバスドラとベースの音に、実際にライブに行ってるかのような胸の高鳴りと、鳥肌が立つのを感じた。
でも同時に、この時代の縛られた環境だと、立つ事もノる事も許されないんだなあーと寂しくなった。

最初の印象は見た目のオシャレさと、音楽の選曲。
でもタイトルのLETOが「あの夏」って意味だと知り、何故だか急激に好きになった。
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