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存在のない子供たちのmosanのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
5.0
突き刺さる。

世話できないなら子供を産むなって、10歳ちょっとの子が嘆願する。
生理がきた途端、鶏と引き換えに売り飛ばされ、無理やり妊娠させられて死んでしまう。
学校はもちろん、病院すらいけない。
貧困が貧困を生む負の連鎖。
日本にいたら想像もできないけど、こんな世界が現実にあるんだよな。

こんな最低な環境で育っても、ゼインみたいな優しさと強さをもつ子になるんだろうか?
必死に生きようとする力はどこからくるんだろう。

この子たちと自分じゃ、「生きる」の意味が違いすぎる。liveじゃなくてsurvive。

これを観たら、世界平和なんてうわべだけの綺麗ごとだけど、罪のない子供が苦しむことのない世界になってほしい。
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