このレビューはネタバレを含みます
アンデス山脈で起きた墜落事故の実話。
始まってすぐの墜落シーンが一番衝撃。こわすぎる。
そこからは生きるためのサバイバルや葛藤が描かれてる。
あの状況で、奪い合いじゃなくて助け合い与え合いになるのがすごい。
人間って極限の状態になったら「生きたい」っていう本能が目覚めるんだね。
ふだん生きてて、生きたいって考えることないもんな…。
人間以外の動物は、考えずとも「生きるために生きる」をやってるのかなと思った。人間だけが、あれもほしいこれもほしいもっとほしいもっともっとほしいをやってるよね。それが人間にとっての生きるってことなのかもしれないけど。
本来は生と死って見えないだけで隣り合わせで、生きてるってそれだけで奇跡なんだと思わされた。
ラストの
あの体験の意味は?
意味をもたせられるのは自分だけ。
って言葉がよかった。
奇跡的な体験だけじゃなくて、日々のいろんな出来事に言えることだなと。