ピッツア橋本

アップグレードのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

アップグレード(2018年製作の映画)
4.5
"stem with me"

美人社長の妻と豪邸と、車いじりの趣味を悠々自適にする主人公。
突如起きたカーアクシデント、からのギャング達に襲われ、殺された妻。一命を取り留めたが半身不随になった主人公の元に、親交の深かったIT社長から最先端技術のチップ"ステムstem"を脊椎に埋め込む手術を持ちかけられる。手術を無事成功させアップデートした彼の妻を殺した犯人達を追いかける復讐劇が始まるのだった!!

という冒頭から始まるSFアクションサスペンス。

コンピューター&ドローンで犯罪管理している警察。部分的にサイボーグ化された人々。フルオートマティック化された車や家内。

半分近未来でもう半分は地続き感のある世界観は実写なら初代ブレードランナー、アニメなら攻殻機動隊やサイコパスに近い。

95分という試訳の中で、とてもテンポ良く心地良く謎とバトルが折り重なり、良い感じのSFが終始楽しめる。

人工知能stemは2in1。最近でいうとヴェノム的な内なる葛藤系バディムービー感も多少あり、緊張感とユーモア溢れるストーリー展開を作っており、ずっと楽しい。

オチがなるほど!と素直に思えたし、何というか…アフターケアばっちりの行き届いたラストに思えた笑
黒幕よ、そこまで考えケアしてるならお前の好きにすれば良い!そう俺には思えた。

とにかく、行き届いてるなあと思える良質SFアクションでした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本