こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のざわのレビュー・感想・評価

副題がクソダサすぎて損をしている映画。副題の存在を記憶から抹消していたから映画終幕に実話ってことを知ってちょっとしたサプライズ。せっかく奇を衒った題名なのに副題がとんでもない邪魔をしている…。

10年？20年前？の話なので、現在の障害者に対する考え方はだいぶアップデートされたものなんだなって実感した。

割と障害者と関わる仕事をしてるので、「障害者であれど自分のやりたいことはやるし、行きたいところは行く」ってのは当たり前じゃん？って感覚でいたんだけど、レビューとか見てるとまだまだその感覚を新鮮なものと扱っていて、2019年現在の世間でもそんなもんなのかと思いました。

車椅子の男児が可愛かったですね。この映画の個人的最エモポイントはこの子の「手を貸してください」。声色が意思の強さを持っていて超好き。

あと、野原先生もかっこよかったですね。去り際の白衣翻しつつ手ぇヒラヒラは最高。