少女ピカレスクのあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

自分を置いてけぼりにして、明るい方に向かうヒカリを繋ぎとめたかった気持ち。否定しなければ、ぶち壊さなければ護れない、と人格が生まれた瞬間からずっと、存在意義として囚われてしまったのは、そんな自分をヒカリに否定されてしまったからなのだろうか。強要しながら、ほらやっぱり無理だ、存在しないのだ、と思いたかったのか、でも見せつけられてしまったちーちゃんの気持ち。ぶち壊すことで否定しながら、壊す前の表情や言葉では、それぞれを肯定するしかないその気持ち。ヒカリを追い込みながら、一緒に追い込まれていくちーちゃん。自分がどうやって今日まで生きてきたのか、その中にある大切なものが終盤に詰まっていて、感情溢れる。呼びかける名前にハッとして、眩しいMVを噛み締めて泣く。
痛い場面が直接でも間接でもめちゃくちゃ痛くて顔歪む。皮膚疼く。全体思い返した時に、MV監督の存在とてもよい感じ。悪びれなくて、見事な殺られっぷり。