東朴幕院

パニック・イン・スタジアムの東朴幕院のレビュー・感想・評価

3.7
70年代のパニック作品としてタイトルは有名過ぎるが実は未鑑賞であったのでブルーレイを購入し鑑賞した。
思ったよりチャールトン・ヘストンがキレがなく、全米ライフル協会会長でありながら『俺は平和主義だ』と曰う場面は吹きそうになったね。一方でジョン・カサベテス演じるSWAT隊長は格好が良い。それでもインテリ系だと思っていたので役にあっていたのかなと思ったり。
そして本作パニック作品という事もあり一応、グランドホテル形式をとってストーリーが進行する。
ボー・ブリッジス家族模様やジーナ・ローランズとデヴィッド・ジャンセンの熟年カップル、そして所持金の大半をこのフットボールの試合に賭けたジャック・クラグマン。また70年代作品で安定のマーティン・バルサムと役者が揃っていたね。彼らの行く末を見た時には無常さに唖然として悲しくなったね。
犯人は動機も素性も分からない誰でもない誰かという事で、いつ同じ様なテロ行為が発生しても不思議では無い事を暗喩する所はキレのある展開であったね。
東朴幕院

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