大九明子監督の未見作を鑑賞。
春夏秋冬の移り変わりと共に、恋人たちの心境と関係が変化していく様子が描かれる。
ミュージックビデオ的。筋の通った物語を描くというより、情緒を揺さぶるシーンの連なりで構成されているような感じ。
だけど、話は弱くとも、眩いくらいキラキラした瞬間があると思う。
春から夏にかけての卑近なやり取りの数々はチャーミングだし、秋・冬での"失われたもの"の表現も切なくて良い。ペンキとかカセットテープとか、100万回見たけど"電車が通り過ぎると…"ってのとかね。
普通の女子のブライトサイドを演じ切った松岡茉優が素敵だった。
