EUJ

アラジンのEUJのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.8
「アラジン」

あらすじ:
ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン(メナ・マスード)が巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミン(ナオミ・スコット)と、 “3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー(ウィル・スミス)。
果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか──? ----------------------------------------------------
感想:
子供の頃にアニメのアラジンをよく見ており、ノスタルジックな気持ちになれた部分がところどころあり、再現度は高いと感じた。ただ、実写化に伴い、オリジナルの設定などを盛り込んではいるが、原作ファンが多い今作では好みが分かれそうだなと思った。そして、良くも悪くも監督の色がしっかりとでていた。

また、今作は悪い部分が妙に目立ってみえた。まず、色々手をつけようとして、中途半端になってしまい、いまいち盛り上がりきらないシーンが目立った。そして、悪役であるジャファーの魅力が一切感じなかったのはすごい残念な部分だった。

もちろん、悪いところだけでなく、良いところも多かった。まず、キャスティングはアラジン、ジャスミンも違和感なく、よかったし、ウィル・スミス扮するジーニーは(公開前はどうなるかと心配していたが…)原作通りのテンションやスピード感を見事に演じていた。
挿入歌のクオリティも高く、アラジンとジャスミンが絨毯で空を飛ぶ名シーンの再現はこの作品でも見事に一番の見どころになった。

最後に、ストーリーとしては原作が好きな人はオリジナルの展開で色々思うところがあるかもしれないが、こういう作品は劇場で見るべきだなと改めて思えるほど、ミュージカルのパートは素晴らしい出来だったし、純粋に楽しめた。
EUJ

EUJ