1作目から20年越しの第2作目、そこから早くも3作目が登場。前作のメインキャストに加えて新キャラクターの姿も。
新しいギミックも加わって前作以上に笑いの要素もパワーアップ。後ろの席で見てた外国人のグループがうるさいくらいに笑い転げてたのが忘れられない。
悩みや確執を抱えたままジュマンジに取り込まれてしまった登場人物たちがジュマンジを介して赦しを得たり打ち解けあっていくのだが
事の発端になった主人公スペンサーの悩みがどうしたっても薄味に思えてしまうし、意外にもあっさりと片付いてしまう。
それよりもスペンサーの祖父であるエディと、かつての仕事仲間だったマイロとの確執の方がより深刻で、作中最初から最後まで2人の話が尾を引くことになる。
この2人の間に何があったのか最初はほぼ全く説明が無いが、2人の会話の中で少しずつ少しずつその真実が語られていくのがとても上手い。
実質的な主人公はエディとマイロであり、特に老年期を迎えてただの頑固ジジイになってしまったエディの成長の行末に終始目が離せなかった。
良くできてると思う、けどもやはりだからこそゲームの始まりはスペンサーではなくエディから始まって欲しかった。
あとは前作を見てないと解らないネタが幾つかあったのでそこも若干ながら残念だが、シリーズものとしては仕方ないところか。
宣伝のとおり偽り無く、笑いもあり涙もある、新たなホームコメディ作品の傑作の誕生です。
で、これまだ続きやる気なの・・・
