フレンチコアおじさんさんの映画レビュー・感想・評価

フレンチコアおじさん

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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

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非常にテンポのよいホラーコメディ映画で楽しめた。
一番のツッコミどころは、地味子だったミリーの身体に殺人鬼の魂が乗り移ったらいきなり化粧もファッションセンスも抜群になるところ。女子高生の化粧が上手な殺
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けったいな町医者(2021年製作の映画)

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従来の日本の医療体制に違和感を覚え、自らの経験則や体験による独自の理念を持って痛くない苦しまない医療を目指す開業医の長尾和宏医師の密着ドキュメンタリー映画。

医師にとって患者の死は敗北である、という
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

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新感染(Train to Busan)の続編だが登場人物の繋がりは無く、前作の4年後を舞台にした新しい物語となってる。

監督の発言などから「マッドマックスだ」と言われてるけど、これ実質ドゥームズデイ
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

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STUDIO4℃が放つ最新作は、異端が常識を覆して革命を起こす王道ファンタジー。
制作が吉本興業とあってなんで?と思ったら、原作である絵本を手掛けたのは吉本興業所属のお笑い芸人さんなんですね。

いつ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

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とんでもない快作。見終わったあとは非常にすかーっとしました。

ブラジルのとある辺境の地にある、バクラウという小さな小さな村を舞台にした事件を描く。
本当に小さな村で水は給水車に頼っているものの、電気
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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様々な国、様々な時代、様々な人々の織りなす数分間の一場面を次々に映し出していく。

全編において暗い印象が強く、語られる内容も、落胆や後悔や絶望といった明るくない言葉を連想させるものが多い。青空が見ら
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

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色々な飼い主の元を渡って生きていったとある1匹の犬の誕生から最期までを犬の視点から描いていく。

主人公の犬に対して、異常なほどに奇抜でエキセントリックに描かれた街並みや人間たちのアニメーション表現の
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

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ストップモーションアニメスタジオのLAIKA最新作。
超絶クオリティのコマ撮りアニメは相変わらずだが、逆にあえてもう少しコマ撮り感を出してみてもよかったのではと思ったりも。LAIKAは次にどのような作
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

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少女はとある謎の組織によって人体実験の末に生まれた特Aクラスの超人だが、記憶を失っており、引き取ってくれた農家の夫婦の娘として普通に生活を過ごす日々。
そんな彼女が、過去に抜け出した謎の組織から送り込
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朝が来る(2020年製作の映画)

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本作の真の主人公である片倉ひかりを見て、ショーン・ベイカー監督のフロリダプロジェクトの主人公ヘイリーを思い出す。子供を手放す・手放さないの違いはあるが、若くして子供を授かってしまい堕ちていく姿はとても>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

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オリジナル音声日本語字幕版で鑑賞。

親と子の確執、世界の常識を変える異端、森に住まう魔女とそこを切り開かんとする文明との対立構図。
例えばヒックとドラゴンであったり、もののけ姫であったり。既視感はあ
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

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原作マンガ、アニメ版ともに未見。どちらかというと、前作の長編映画のチワワちゃんが大傑作だった二宮健監督の作品だから気になってといった感じ。

何者かになろうとしている若者を描いた点ではチワワちゃんと同
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星の子(2020年製作の映画)

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怪しい新興宗教にハマりきった両親とその娘の物語という内容だけあって、正直に言ってウッと思うような話。

しかし、どうあれ我が子のことを思ってアレコレを施してくれるのは紛れもなく愛情であると同時に、珍妙
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

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今は貸家となってしまった、祖父が建てたというその家は自身の生まれ育った家(home)、そこへ帰ることを夢見るジミーはその家が空き家になったタイミングを見計らい、その家を不法占拠する。

いわゆる黒人映
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フェアウェル(2019年製作の映画)

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大傑作。

中国に住む大好きな祖母が癌により余命3ヶ月だと診断され、ショックを受けるニューヨーク在住の中国系アメリカ人ビリー。死が迫った患者にはその事実を知らせないことが慣例的になってる中国、祖母には
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

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レコ屋でdigってたら必ず目にするあのレーベルのドキュメンタリー映画。
ジム・クロウ法の影響で大変な目に合う話以外のほとんどは、レーベル創設者ベリー・ゴーディーと副社長のスモーキー・ロビンソンがハイテ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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予習や予備知識など無し状態で鑑賞、ネタバレ無しでつらつらと。

別の次元軸に入り込んでミッションを遂行するというのはインセプションに近いノリで、それの超アップデート版といった感じか。

それにしても、
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

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もう海外版ブルーレイを買おうかと迷ってたところでようやく日本公開決定、トレーラー公開から日本の劇場で見られるまで2年待ちましたね・・(この調子でThe Lighthouseもお願いしますホンマ)>>続きを読む

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

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中学生の少女ツバメと、彼女のメンターとなる謎の老女"星ばあ"との出会いと不思議な交流を描くひと夏の物語。

人と人の揺るぎない繋がりを形成して、より強固に結びつけるものは何よりも愛が勝る、という何度も
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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身近にいて一緒に日々を過ごしている人達のことって実は知らないことばかり。全てをさらけ出しているわけでは無いから、それは秘密ということなんだよなあ。
自分たちは勝ち組だと言い聞かせて、いつしか距離が開い
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ソワレ(2020年製作の映画)

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海岸線に座り込む男女のカットの断片を挟みながら、この2人は誰で何故こうなってしまったかを追っていくプロローグ的な前半。ようやく時系列が追いついてからタイトルインという流れが斬新、掴みはとても良かった。>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

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人間生きてる間は楽しいばかりではなく、時には辛いことや悲しいこと、更には抗うことのできない非情な現実を突き付けられたりもする。
そんな様々な現実を、主人公の少女ウニの視点から体験していく。

ウニの心
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

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前のバージョン(?)の139分から191分と更に長くなった最長版。延べ1時間近くも追加再編集されたフッテージにより、イヴシュキンやステパンら各主要人物たちの心情描写や関係性がより深く描かれる。
イヴシ
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

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ジークとアールは重症を負ったバンド仲間のディック・ロングを真夜中に病院の前へ置き去りにして逃げるようにその場を立ち去る。翌日にディック・ロングの死を知った2人は無関係を装いあの手この手を画策するが・・>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

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大阪の郊外の町で刹那的な日々を送る高校生たちの青春群像劇。

主要の登場人物たちはみな何かの悩みや問題を抱えている。親との深刻な不和が続く片親の家庭だったり、親が再婚したばかりの不安定な家庭など、非常
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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落ちこぼれそうになった主人公の高校生たち4人が、野球の応援を介して再起していく。

試合中である野球場が舞台となってるのに肝心の試合の場面が一度も画面に映らないのが面白い。
それもそのはず、舞台演劇が
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

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47メートルの海底にケージごと放り出されるサバイバルホラー映画の続編。今度は原題の通り、ケージも無いし、ってかそもそも47メートルの海底かどうかも怪しいぞ!
シルベスター・スタローンの次女を含む4人の
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

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2分後の未来と2分前の過去と対話が出来るテレビを手に入れた若者たちによるドタバタの一幕。

ホラーを思わせる導入だったが、不思議アイテムを介したガッツリSFな作品。未来が見える手段を手にした彼らが、未
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悪人伝(2018年製作の映画)

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ヤクザの組長と暴力刑事が手を組んで連続殺人鬼を追い詰める!っていう、登場人物全員悪人みたいな触れ込みだったと思うのだが
刑事は昇進目的とはいえ意外と正義感ある熱血っぽいキャラクターだったか。
ヤクザの
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透明人間(2019年製作の映画)

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これは怖い!
周囲に認知されない(見えない)DV被害というテーマを透明人間という作品に見事に当て込んでる。
同棲してた彼氏からのDVからストーキングまで、訴えをなかなか信じてもらえない主人公のセシリア
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

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ブレックファストクラブを思い起こさせる居残り教室から始まる物語。

「クライマーになりたい」と将来を夢見るボルダリング部の小寺さん、やや天然ぎみだがピュアで実直な彼女の姿に魅了されたそれぞれが自分が
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

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英語原題がゲームと同じ"Sonic The Hedgehog"なのに、どうしてこんな安直な邦題になっちゃったかなあ。ぐぬぬ。

お話としては2014年の実写版パディントンに近い印象を受ける。
画面に映
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

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これまでの血みどろの白兵戦の戦場もしくは戦争を思わせるアクションのシリーズとは少し違う感じ、どちらかといえばデスウィッシュやスーパーマグナムに代表される、いわゆるベンジェンスものというイメージに近い。>>続きを読む

ライブリポート(2019年製作の映画)

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少女誘拐事件の捜査中の現場に居合わせたがために巻き込まれてしまった警察官と取材のためにそれを追いかけるネットメディアのレポーター、それを追撃する犯人との対決を描くクライムサスペンス。
はっきり言って日
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お嬢さん(2016年製作の映画)

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2017年にコクソン、アシュラと並んでお隣の韓国から日本に上陸したR18指定のサスペンスの話題作。
詐欺師の男が金持ちの家に女中を潜入させて、その家の令嬢と詐欺師の男を結婚させるように仕向け、財産をむ
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

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映画館の休館明けはこちらからスタートです。

病に侵され余命の長くないとされる女子生徒の山内桜良と、生徒たちの中でそれを知る唯一の存在となった「僕」との奇妙な関係と交流の物語。

友達以上恋人未満な2
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