オリジナル音声日本語字幕版で鑑賞。
親と子の確執、世界の常識を変える異端、森に住まう魔女とそこを切り開かんとする文明との対立構図。
例えばヒックとドラゴンであったり、もののけ姫であったり。既視感はありつつも王道をいくストーリーはやはり安心して見られる。
世界観を説明する冒頭数分のアバンタイトルの手際の良さが一分の隙もなく完璧で、この時点で既に高得点。
アート系に偏って奇をてらったわけでもなく、それでいて独創的でエモーショナルに満ち溢れたアニメーション映像の素晴らしさは最大の見どころ。
それが上映時間100分ほどの間ずっと目の前のスクリーンに繰り広げられるわけなのだから、そりゃぁ見てる間ずっと幸せですよ。
公開館数が少ないので座席が取りにくい現状かと思われるが、こいつは見逃し厳禁、今年の大傑作のひとつで間違いないです。