町田くんの世界の知のネタバレレビュー・内容・結末

メインキャストを"まっしろ"な新人2人、そして超豪華キャストで脇を固める、という配役がこの映画にピッタリだった。
まっしろな2人だから伝えられるこの映画のテーマ。観た人の心をまっしろに浄化してくれる内容だった。

正直、終盤のファンタジーには驚いたが、それにグチグチ言うような自分では無くなっていた。この｢町田くんの世界｣だから観られる認められる展開だと思う。

｢人は他人の不幸でしか喜べない｣
｢大切じゃない理由はひとつも無い｣
｢わからないからたまらない。そして今も研究中だ。｣
｢自分が好きな人が、自分を好きになってくれるって、奇跡｣
すごく印象的なパワーワードをたくさん頂いた。(一言一句合っている訳じゃないが)
こんなに多くの言葉が刺さるような映画だとは、観る前は思わなかった。

主演の細田佳央太と関水渚の純粋無垢な姿に惹かれたが、私の中での大優勝は池松壮亮だった。短い出演時間であそこまで印象を残し、そしてガラッと変わる雰囲気は流石だった。