かんな

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~のかんなのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず今話のオチ、奏のセリフ"悔しくて死にそうです...。"が、オチとしてボクは大好きでした(*´ω`*)

麗奈から久美子に伝わった、なんというか言葉に出来ない"努力する事の意義"みたいなものが、えっと...劇中で言えば5ヶ月くらい?か...?(間違ってたらごめんなさい( ˊᵕˋ ;)💦)で伝わった瞬間。

それはイコールで、滝先生が来てからの北宇治吹部が、全国大会で金を取るという目標のもと大切にしてきたもの。

やはり昨年同様紆余曲折はあったけど、今年も先輩から後輩に伝わったんだなぁ...と涙が出ました( ̄^ ̄゜)

そしてこれはちょっと違う"伝わった"ですが、オーラスの久美子が"響け!ユーフォニアム"を演奏しているところに奏がやってくるシーン。

久美子がついに部長かぁという感動と、きっと翌年には奏が"響け!ユーフォニアム"を演奏してる様を後輩が見る...そうして引き継がれて行くんだろうな、という感動。

間にちょっと毛色の違うリズ青を挟みましたが、やっぱりユーフォにはこういう良さがあるから観ちゃいますよねぇ...(*´ω`*)


で、全体の感想。

まぁ当然と言えば当然ですけど、3年生が卒業するまでは後輩としての久美子視点が描かれたわけですが、今回は2年生になって先輩になった久美子の視点が描かれましたね。

...ってか2年になってというか冒頭でいきなり色気づいてんぢゃねぇぞ秀一ぃ...( º言º)www

そこについては、なんというかお祭りで手まで繋いでおきながら"距離を置こう"ってなるのかぁ...(*´ω`*)でしたねぇ。

まぁそりゃあんだけ濃い後輩らの面倒見ろって言われたら、イチャコラしてる余裕もないわってなるかwww


...(´ρ`*)コホン 閑話休題。

今回の話は先輩になった久美子達の後輩との苦悩が描かれるんだとわかった上で、やっぱり重要なのは後輩達のキャラ立ちと如何に久美子達世代の時と違いを出すか...がポイントだとボクは思ったんですけど、みっちゃんさっちゃん、求も2時間って映画尺にしては上手くピックアップされてるなぁと感じました。

みっちゃんのサンフェスのくだりなんかは印象的でしたね(*´ω`*)

そして...これもまぁ当然っちゃあ当然な流れなんでしょうけど、ああ見えてじつは奏が一番屈折率の高かった件...www

ってか、あらすじだけで見れば結局奏が屈折した理由ってほぼ久美子と同じで、奏の屈折が治った(治ったのかな?www)理由みたいなものも、久美子と同じで。

久美子は悔しさを実感するまでに時間がかかりましたが、あの雰囲気だと奏の方がそれは早かった様子。

きっとそれをバネに、翌年のコンクールは頑張るんだろうな(*´ω`*)

そう考えると、今回全国まで行けなかった事も含めて、奏にとって、また先輩としての久美子にとって、部活の経験としては運命的で、結果論としてよかったのかも。

...。

翌年も全国行けなかったら奏がさらに屈折する可能性...?:(´◦ω◦`):ガクブルwww


あとシーン毎の話をすると。

観てて、きっと今回の映画的気持ちの山場はオーディションのシーンだと思ったんですけど...なんだろう、個人的には、そこにはグッとは来なかったんですよねぇ...。

ユーフォ的その手のシーンでは、やっぱり久美子とあすかの校舎裏シーンを越えなかった...。

でも、↑あの衝突を乗り越えて、オーディション合格が決まった後の夏紀との"全国行こう...。""...はい!"だったかな?のやり取り、サンフェスでは言われるまで貸す素振りを見せなかったチューナー、大会では奏が進んでチューナー貸してあげて夏紀をフォローしていましたね。

理解し合えて絆が深まったんだなと、そういう描写の方に、ボクは感動しました( ̄^ ̄゜)

あとは、やっぱり細かい心理描写が上手いなぁと思ったのが、あすか先輩に会った時の久美子のリアクションと、大会の結果が出た後に夏紀に見守られながら大泣きしてる様を見せてからの、(シーン的に)すぐ後に部員達に喝を入れる所をみせた優子部長の成長ぶり。

久美子の、2年になって後輩ができ、そんな時に目の前に現れたあすかに頼りたい、もっと話をしたい...という気持ち、2年までは自分の気持ちに思いっきり素直に突っ走っていたのに、部長として凛としていなければと頑張る優子...そういったものが、台詞的説明がなくても充分に伝わってきました。


そして!

やはり今回の劇場版の目玉は!

大会演奏シーン!

のーーぞーーみーーじょーー!ゴロゴロ三( ε: )三('ω')三( :3 )三(.ω.)三( ε: )三('ω')三 (:3 )三三💨

いやぁあぁあぁ...これは今回の劇場版観に行った価値があった!

リズ青での感想で書きましたが、やはりあれを踏まえての2人の演奏シーンが見たかったのですよぉおぉお!。゚(゚^ω^゚)゚。

ここで見せつけられると、もぉリズ青の時点で今回の劇場版が決まっててそこでバシッとやるつもりだったんでしょうねえぇ...やられたよ、まんまとやられましたよwww

途中で大会の話が出て、演奏曲でリズ青のタイトル見た時点で"あ...( °_° )"って想像がついたけど、想像を越える完成度で魅せて頂きました...やっぱりユーフォはこうでないと!・:*+.(( °ω° ))/.:+


というわけで総評。

この映画は、むー...ちょっとここまで来ると初見さんの敷居は高いかなって気はしますが、ユーフォファンの期待は裏切らない、完成度高い青春群像劇!でした!(_๑òωó)_バァン!

やっぱり以前からある、部活経験や団体活動経験のある人達の共感や感動は裏切らない、ユーフォという話に求めるものをしっかりと守って観せてくれた、とりまファンには安心してオススメできる作品でした(o^^o)ここまでくると、最終楽章までの映像化に期待ですね!・:*+.(( °ω° ))/.:+
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