前から友達にすすめられていて気になっていたこちらを鑑賞。じっとりした雨の日には、韓国ダークアクションが似合いますね…相変わらず容赦ないゴア描写で終始感動していました。
全体的に機械的･直線的な動きなので、人工的で無機質な感じがよく出ていて、他にはない特徴的なアクションになっていたと思います！この点だけでも素晴らしい作品なのではないでしょうか。
また、俳優陣やキャラクターの魅力が凄まじく(特に敵側)、こんなの嫌いなオタクいないやろ案件って感じでしたね。笑
身も蓋もないオタク的な言い方をすると、性癖ドストライクでした！笑 血が似合う方々ばかりで映えてたなぁ…。
そもそも、「すごい能力を持った人間がある出来事によって記憶を失い、平凡に暮らしていたところ、外部からの接触によって記憶を取り戻し、覚醒する」話が好きなので(某コード○アス○2のような…笑)、冒頭から非常にテンションが上がっておりました。しかし、そのままの展開でいくのではなく、ひとひねり入れてきたのがまたいいスパイスになっていましたね…！覚醒シーンはこちらまで笑顔になってしまうような、カタルシスというか、そうだよこれこれ！！みたいな気持ちになりました。
ただ、思ったほどは刺さらなかったなーと感じたのも正直なところです。覚醒シーンまでの日常(？)パートがかなり長いので少しモヤモヤしたり飽きを感じましたし、全体的にもう少し短くまとめた方がスッキリしたかなというイメージでした。それから、主演の役者さんは魅力的で、演技も悪いわけではなくいいところもたくさんあるのですが、ちょっと覚醒後が大袈裟というか、単調で浮いてしまっている感じがしました。演出のせいもあるのかもしれません。
とはいえ、近年の社会問題である高齢化社会やそれに伴う病などと絡めてあったり、独自路線が光る作品で楽しかったです。
続編も現在公開中ですが、本作で割と満足してしまってそこまで続きが気になる訳でもないので、どうしようか迷うな～…。
