あらすじ読んで愛ってなんだろうね？という話かと思いきや、冒頭からタイトルの「愛がなんだ」までの数分で「愛がなんだっていうんだ」と強い意志で開き直った 「好きだけが正義」のヒロインの物語なのだとわかる
どう考えても依存と執着にしか見えない行動でも共感できる部分は多い 相手の中身を知ろうとせず一方的に好意を押し付ける行動は、相手の愛情どころか恋心すら芽生えさせないという現実も身に覚えがあったりなかったり ここまで何も学ばずエネルギーを保ち続けられるのはさすがに可笑しいけれど
結婚を控える同僚が口走ったように、テルちゃんは自分をあっさり捨ててしまっているが自分をたいせつにできない人間が他人をたいせつにできるわけがない 愛とは絶対的な好きを経て、ふたりでいることで生まれる出来事に感動しお互いを尊重しながら育んでいくものだとわたしは信じてる だから「愛ってなんなんだ」と真剣に考え始めた仲原を「愛がなんだっていうんだ」と放棄しているテルちゃんが全否定したの許せなすぎて発狂しそうになった だって葉子ちゃんだってマモちゃんだって寂しくなる時はあるはずで、それは全て受け入れてしまう人たちがいるからこそ 愛とはなんだ？例えば身を引く愛だってある それでもマモテルより関係を築き上げていたようにみえた仲原と葉子ちゃんにはしあわせになってほしい泣
と苛立ちながらも、役者たちがよくいる！と思わせる人物をナチュラルに演技していて中々いい邦画だった 共感できないと評価を落としてしまうのは自分の悪いところ。。
