執着心の理由
「しあわせになりたいっすねぇ。」
仲原くんの言葉がこの映画の軸なんじゃないのか？ってくらいずっしり、ずっしりときました。だって誰だって苦しくなるために悲しくなるために好きになるんじゃないんだもん、幸せになりたいんだ、幸せになりたいんだよ。愛ってなんだ、愛ってなんなんだよな、ほんとによ。
「俺が葉子さんをダメにしちゃってるんすよぉ」でも、本当は俺が幸せにしたかったはずなのにな。愛って難しいもんだな。
好きです、付き合ってください
って気持ちが相手を幸せにしたい、じゃなくて、自分が幸せになりたい、になってしまうのは本当にいつからなんですかね。子供の頃は好き！大好き！愛してる！だけで解決してたはずなのになぁ。いやでもそんなこともないのか、いつまでたっても子供なんですかね、思ってた大人なんて、まだまだきっと先だよ。
愛を言葉にしたところで人によって違うし、愛なんてね、きっと多分どうだっていいんです、毎日買って帰る金麦に対しても愛だってあるよ、そんなもんよ。自己満足、自己満足でいいじゃない、だってなんか回すために生きてるわけじゃないんだから。
誰かのことが好きで、その人も私のことが好きでいてくれることなんて奇跡みたいなことなんじゃないのか。なんて柄にもなく思いました。
あー、愛ってなんなんすかねぇ。
