蟻子

愛がなんだの蟻子のレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.6
なんなんだろう。ある意味拷問より辛い仕打ちに直面し、ある意味ホラーばりの顛末。かといって人生に絶望する気持ちにはならないけど、人間賛歌とも違う。

観ながら「あぁ私も昔成田凌(マモちゃん)と付き合ってた頃あったな」と錯覚する。これ見た多くの女子がそう思ったのでは?!
顔やファッションや仕草や、なんだろう…何かがそう思わせる。完璧な配役だと思う。成田凌は美容師とかデザイン系の仕事ほんとぴったりです。
すみれさんの美術系予備校事務もめっちゃいそう。

そして岸井ゆきのさん。なにこの国宝級にかわいい口角。なのに、美人すぎない絶妙なかんじ。これまたぴったり。痩せてるってほどじゃないけど太ってもいないちょうどいいかんじ。部屋のインテリアの、女の子らしい暮らしの気配りがあるようで柄過剰でダサいかんじ。清楚なカーディガン女子っぽいのに、仕事簡単に辞めたりビール片手に夜の道を歩いたり。ふわふわして地に足がついてない感じ、目が離せないのよね。


好きだから尽くしてしまう側と、その気がないから雑に扱ってしまう側と、二極しか出てこないことにムズムズモヤモヤしつつ、先日見た「家に帰ると妻が死んだふり…なんだっけ?あれで口直ししたい気持ちになった。ちゃんと思いやりあってる両思いの人たちが見たいというか。

でも独身20代の自由なかんじ、めっちゃ懐かしいというか羨ましい。失うものも責任もないかんじ。


山田さんはかなり重症だが、仲原くん。彼には幸せになってほしいですね。
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