あたし

永遠に僕のもののあたしのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.4
生まれつきの小悪魔は天使に見える。
ベイビーフェイスの小悪魔、実在した17歳の連続殺人犯の話。天使って例えられるのも分かるほど美少年だった。70年代の雰囲気やファッション、音楽も合わさっておしゃれな映画。

主人公カルリートスが髪の毛クルクルで、くちびるプルプルでお肌つやつやで、とにかく美少年。タートルネックがめちゃくちゃ似合う。ちょっとググったら、ポスト・ティモシー・シャラメって出てきた。人の物なんか存在しなくて、欲しいものは何でも僕のものって考えを持ってる。息をするように人を殺し、盗む。しなやかに忍び込んで動き回るのが猫っぽかった。

ラモンがカルリートスにマリリン・モンローみたいって言うんだけど、すごくしっくりきた。マリリン・モンローが男に生まれてきたらこんな感じだったのかなと思う。

ラモンのことを「永遠に僕のもの」にする方法が良かった。自分以外の人間を相棒に選んだことへの嫉妬や、自分の元から離れてフランスに行くことを阻止するためだと思うけど、話し合いとか他の手段を挟まずに強行手段取るのがサイコパスっぽかった。
あたし

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