みるみる

THE GUILTY/ギルティのみるみるのネタバレレビュー・内容・結末

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観て感じた一言。
「冷静になろう」

警察電話番の話。元々現場の人間だったが、罪を犯したことで電話番に。明日裁判。友人に嘘の証言をさせ、無罪を勝ち取ろうとしている。
助けを求めるため電話をかけてきた女性。夫に誘拐されているらしい。逮捕歴がある夫は息子を殺した。と思ったが、殺したのは精神病の妻の方だった。主人公は夫が殺したものだと思い込み、妻を間違った方向に誘導していた。妻は自分が息子を殺したことを悟り、自殺しようとするも、主人公の説得によりなんとか保護された。
その説得とは、過去に自分が起こした罪を自供するようなもので、周りの警察はみんな聞いている。冷ややかな目線で彼をじっと見る。

精神病のせいで殺す気もない息子を殺した彼女と、自分の意思で人を殺した主人公。どちらが罪が重いのかというのを考え、自分の罪を受け入れようとした。
電話番を通じて、自分自身のことを考え直させる主人公のお話。

真面目な性格だが、感情に流されやすい主人公の性格を見て、本当の正義とは何か?を考えさせられる。もしあの時彼女が自殺していたら?真面目でいらちな性格のせいで、また人を殺すことになっていた。

冷静になろう。
みるみる

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