いきなりエンディングからはじまり、雪の中でもがく姿で不穏さ全開で始まる。そして、最初のダンスが衝撃的。とにかくすごい。これだけでも見る価値がある。その後の打ち上げのエレクトロミュージックとダンサー達の踊りの時点で変な世界観と没入感がある。そして、題名が出てからの地獄の本番。LSDが入り、音楽がなる中でいかれた行動をとったり踊り狂う様の異常さ。動き回るカメラも相まってこっちまでトランスしたかの様な感じになる。とにかくテンションが高い。この地獄の感じが最高に楽しい。終わりの救いのなさも好き。
トランスに入るまでの打ち上げ風景が正直退屈。後の展開の伏線になってるのは分かるけど長い。LSDが入ってからもちょっと長い。全体がもうすこし短くてもよかった。
癖が強い映画で万人受けしないけど、間違いなくギャスパーノエ監督の映画では一番見やすい。普通に楽しい
