まえじま

ロケットマンのまえじまのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.6
ミュージカル映画最高傑作かもしれない。エルトンジョンの壮絶な人生をこんなスピーディーにかつ正確に描くの凄いと思う。 ボヘミアンラプソディーのフレディと悩むの種であったり、似たところも沢山あったけどあれはゲイである自分と向き合うって感じに比べて、エルトンは誰にも愛されないという寂しさをより細かく表現していたと思う。ラミマレックも淋しさをよく表現してたけどタロンエジャトンは顔ドアップからでも表情気持ちがよくわかるぐらい演技が良かった。ボラプも父親とのすれ違いが描かれてたけどエルトンが新しい家庭を持ったお父さんに会うシーンほど虚しくはなかった。スーパースターには憶測の記事が飛ぶのは当たり前で、一部はエルトンにも非があったと思うけど、義父とか母からの扱いがああじゃエルトンもそりゃグレるわって思った。エルトンの歴史についてあまり知らないからジョンリードとデキてたのは知らなかった。演じてるリチャードマッデンも冷血クソ野郎として上手く演じてたと思うし、来年のエターナルズも楽しみです。ボラプではジョンリードのゲイが一切出てなかったのはなんでだろう。最後まで寄り添ってくれたバーニーは最高だと思う。50年喧嘩無しって聞いてそんなことないだろって最初は思ったけどこの映画を見て最高の相棒だと思った。祖母と並んで最大の理解者だったと思う。曲のシーンもMV並みに上手く出来てた。というか、アイムスティルスタンディングのMV合成してたのは面白かった。土曜の夜とかクロコダイルロックとかの演出も良かったし、衣装もちゃんと昔のままだし、ユア ソングの作成シーンは感動。タロンエジャトンをオスカーに。
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