ねまる

斬、のねまるのレビュー・感想・評価

斬、(2018年製作の映画)
3.6
人が人を殺すということは、
今の時代でなくても、戦乱の世でも、
異常であるということ。

普通の精神を以ってしては、
到底なし得ない修羅の所業。

侍は、人を斬る。人を斬って戦う。

250年平和の続いた江戸、
戦争から75年経った現代。

75年ですら、もう人を殺すことを良しとされる世には戻れないと思うのに、
どうしたら人を斬れるんだろうか。

だから、そんな世に戻っちゃいけないんだ。

人が修羅に落ちる時。

心のかき乱され具合で言えば、
ドラマ「ふたがしら2」のが上手かな。

ただ、それだけではない、寂しさの残る作品だった。
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