このレビューはネタバレを含みます
開始5分でまさかのアンちゃんの孫娘登場で涙腺崩壊。
2時間強ずっとずびずびしていて、観終わった今頭が痛いです……。
ハッピーエンドや大団円、カタルシスという言葉では表現しきれないほどの、何代にも渡る壮大な物語の、立派な完結編でした。
「ヴァイオレットと少佐の物語」ということで、どうお話を展開するのかと思いきや、まさかまさかの少佐の生存…!
もちろん少佐の葛藤もよく理解でき、これはこのまま終わるのかと思ったら平行するユリスくんの物語(こちらでも涙が止まりませんでした)に後押しされる形であの結末に。
あそこでみちしるべはずるいよお……。
願い続ければ、祈り続ければ叶うのだと純粋に描いてくれました。
ずっと、少佐の「あいしてる」は恋愛なのか家族愛なのかと考えていました。
でも、エンディングを観終わった今、家族であれ恋人であれ、「ただそばにいる・いたい」という気持ちが「あいしてる」なのではないかと思います。それは距離や、もうこの世にいないということも含めて。
本当に素敵な作品を、ありがとうございました。
ゆっくり噛み締めたいと思います。