ホント月並みで陳腐な感想だけど、
人って支えあって生きているんだなあ、と。
誰かに支えられて、そして誰かを支えることによって立っていられるんだなあ。
郁男（香取慎吾さん）は勿論、あの元夫もヤクザも殺人事件の犯人もみんなみんな。
私の貧困な語彙力では表現出来ないけど“支えあって生きていく”という言葉が持つ凡百の感動ドラマ的な臭いを消した映画だと思う。
生きていくことのリアル。
そういえばこのコロナ禍で気付いたことがある。
郁男のギャンブル依存症には遠く及ばないものの、私はお酒が好きでしょっちゅう飲み歩いていた。
でも馴染みのあの店もあの店も開いていない。
すると、意外と家でも飲まない。前は家で飲み直したりしてたのに。
モチロンお酒は大好きなんだけど、それ以上にあの雰囲気が好きだったんだな。
案の定お店が再開したら行きたくて行きたくて仕方ない。
既婚＋車通勤でコレだから、独身で電車通勤ならバリバリの依存症だろうなあ。
きっと私や郁男みたいなロクデナシじゃない人には、なんとかして飲みに行こうとしてるように見えるんだろうけど、個人的な感覚でいうと、いつも必死で飲みに行かない理由を探してるんだ。
ま、それに負けちゃうからロクデナシなんですけどね。
