前作「シャイニング」はあまりにも原作からかけ離れた内容であったという事で監督のスタンリー・キューブリックが原作者のスティーブン・キングから全否定されたものだった。それは、作品のテーマであるダニーの「shine」やあのホテルに棲む邪悪な悪霊を添え物的にしか描かず、もっぱら取り憑かれて狂人と化したジャックの姿をメインに描いていたからだ😇
前作から40年後を描いた今作はその辺りをしっかりと描いているどころか、ダニー以上の「shine」を持つ少女アブラとの師弟関係や彼ら善良なる能力者の精気を付け狙う邪悪なる者たちの姿を描き、人知れず行われる善と悪との決戦を描く展開が実に熱かった‼️ こんな展開は予想していなかったので大変面白かったですね😇
冒頭で「shine」の持ち主・ハロラン（実体なし）が前作同様、能力の使い方を知らない幼いダニーに親身になって指南するシーンと、邪悪な魔女ハット・ザ・ローズ（レベッカ・ファーガソンが綺麗）との戦いに身を投じる事になるダニーが苦悩しながらもアブラに指南するシーンで、これはフォースとshineの違いはあれどまんまジェダイ騎士の師弟関係のようだと思いました。ユアン・マクレガー演じるオビ・ワンがフォースの使い方をアナキンに指南したように😇
自分はオカルトは趣味的に信じている側ですが、霊感や超能力と言ったものを持つ人間は他人を救う事は出来るが、自分を幸せにする事は出来ず不幸体質であるようにダニーの人生を見て思いました。その能力故に人生が破滅する人は多いのではないかと😇
しかし今作は「この世には真に邪悪な存在は確かに存在し、それらはいつでもこちらを向こう側に引き込むべく常に窺っているのだ‼️」という、これまでのキング作品にも共通している思想が濃厚に反映された内容で見応えはかなりありましたね。最近公開された続編ものの中では一番ではないでしょうか😇
