YasuhitoArai

牧師の未亡人のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

牧師の未亡人(1920年製作の映画)
3.6
カール・テオドア・ドライヤー監督作品。
ある村で牧師になろうとする若者ソフレン。彼には婚約者がいるが、村で牧師になるには前牧師の未亡人との結婚が条件と言われ・・・という話。

ドライヤー作品では珍しいコメディ。前半はドタバタコメディで終盤しんみり。前半の説教の待ち時間に、逆立ちして歩く主人公はバカ以外の何者でもなくて笑った。

人物の顔のショットがよく撮れている。
結婚式のシーンはロングショットで、皆がそれぞれ動いていて、可愛らしい感じが良かった。

カメラの絞りを絞って注目させる手法が多かった。最後の絞りの形が十字架になってるのも良い。
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