回想シーンでご飯3杯いける

マガディーラ 勇者転生の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)
2.8
中世と21世紀のふたつの時代を又に掛けた三角関係の話。

「バーフバリの原点」というキャッチコピーが印象的で、監督は「バーフバリ」のS・S・ラージャマウリが手掛けている。しかし、物語の軸足はあくまで現代で、テイストもコミカルだし、過去のシーンもえらく小じんまりした印象だ。それもそのはずで、本作がインドで公開されたのは2009年。「バーフバリ」の評判が良かったので、急遽日本公開が決まったという感じなのだろうけど、さすがに10年の月日が流れているので、映像や世界観のインパクトは弱く感じてしまう。

むしろ、同じS・S・ラージャマウリ監督でも、ハエに生まれ変わって恋敵を倒す「マッキー」(2012年)に近い印象がある。インドらしいトンデモ設定を持ち込んだラブコメぐらいの感覚で楽しむのが吉。