かいと

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateramのかいとのレビュー・感想・評価

3.6
スマホゲームFate/Grand Order(FGO)のストーリーから一部を映画化した作品。
このFGOの設定が複雑で、これまでにアニメ化などがされているFateシリーズの設定をベースにさらにお話が展開されており、今作は第1部6章に該当する。かつその辺の説明もないので完全初見さんには厳しいものが、、。
とはいえ全編がアニメ化されているわけではないので、どこから予習してもらえばいいかと聞かれても難しい。1番はゲームをプレーしてもらうことだけど、ハードル高いものね。

自分は現在FGO2部をプレー中で、Fateシリーズもアニメではあるが、鑑賞済。というわけですでにプレーしたシナリオのアニメ化となる。そんな訳で前から見る機会を伺っていた。

すごく静かに物語が進むのが特に良い。劇場版の雰囲気がある。サーヴァントの見せ場も多く、そのおかげかテンポよく進む。一方で相変わらず藤丸のでしゃばり感が目立つ。ゲームではマスターとして簡易召喚を行い戦場に立てるという設定だが、アニメ化するとそこが省かれているため、彼が戦場に立つ意味がよくわからない。もし今後2部をアニメ化するとしてもこの問題は解決して欲しいなあ。
アーラシュ最大の見せ場ももう少し迫力が欲しいところ。
とはいえ盛りだくさんのストーリーを90分程度に収めたのは驚異。
後編はアクション多めとのことで楽しみだけど、原作を懐かしみながら楽しむ作品くらいに思った方が無難かな!
かいと

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