かいと

プラットフォームのかいとのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
4.0
前から予告編を見て気になっていた作品。
ある日目覚めた主人公ゴレンは穴が上下に開いた部屋の中にいた。少し経つと穴を通じて食事がのせられたテーブルが降りてくる。しかし、それは食べかけの食事。同じく部屋にいる老人が言うには1ヶ月間同じ階層で過ごしたのち、別の階層に移される。現在は40階あたりなので十分な食事が取れるが、下層階に行くと食べ物がなくなり、生存が難しくなってしまうとのこと。ゴレンが訪れた階層でした選択とは、、。
とにかくゴレンが理想家かつ衝動的なので普段ならイラつかせる選択をする。一方で彼が部屋に持ち込んだのは小説「ドン・キホーテ」。このことから彼は夢想家であることが読み取れる。
プラットフォームの意義、そしてゴレンが最後にとった選択とその結末は考えさせられる。
単純に結末を見ただけだと理解に苦しんだが、解説サイトを見てようやく監督の意向の一端を理解できた気がする。でもそんなの読み取るの、難しいよ、、監督、、
結末は難解ではあるが、設定と展開は面白かった!
かいと

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