シガーandシュガー

悪魔の棲む家のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の棲む家(1979年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

過去に何回か観たけれど覚えていない&再視聴でも挫折してしまう…けど面白くないわけではないと思うのはキャスティングの妙のため。
ジェームズ・ブローリンのひげ面とガタイの良さは好感度をあげ、そこからじわじわ追い詰められて爆発しそうになるギリギリ感が痛々しくて楽しめるし、マーゴット・キダーの美形が微妙なファッションセンスで崩されている狂気さ加減も怖くて楽しい。最初のコート姿が素敵だっただけにツインテールとか下着姿とかヤバい女性の表現が巧くできてるなと感心。ええ、私はあのお母さんはちょっとヤバいと思うのですが。

神父さんの登場からエクソシスト的展開もちょっと期待しましたが何もなくて(実話ベースだし)実際はこんなものかな、と残念。
ラストも「逃げられてよかったね」と思うと同時に、「家」そのものはこの一家をどうしたかったのか分からなくて、ダン・カーティスの「家」くらいの明確な意志を持たせたほうが映画としては面白かったかな。ハエを集めるとか家じゅうから血?を流すとか半端に閉じ込めるとかトイレ詰まらせるとか、自分はそんな目には合いたくないけれど映画で見るには小粒。