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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツのEUJのレビュー・感想・評価

3.6
「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」

あらすじ:

1991年、最愛の父を亡くしたショックから立ち直ることができないダニエル・ミドルトンは、夏を叔母の家で過ごすため、美しい海辺の小さな町ケープコッドにやって来る。周囲の人たちとなじむことができないダニエルは、複雑な家庭の事情を抱え、地元ではワルで有名なハンター・ストロベリーとつるむようになる。町で1番の美女と称される妹のマッケイラを守ることには命をかけていたハンターからの「妹には近寄るな」との言葉に怯えながらも、ダニエルはマッケイラと秘密のデートを重ねていく。マッケイラと過ごすひとときはダニエルが自分を解放できるかけがえのない時間だった。

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感想:
基本的には恋愛がベースとなっておりますが、それと売人としてのサクセスストーリー的な要素もございます。
まあ、邦画では無理そうな設定でした。笑

今作でとても気に入ったのが雰囲気とティモシー・シャラメの演技ではないかと思います。

まず、90年代初頭の古き良きアメリカ、ノスタルジックな雰囲気や空気感はすごくよかったです。個人的に憧れのあるドライブインシアター。あそこで「T2」をみるのはうらやまし過ぎました。

孤独で内向的な男の子からストーリーが進むにつれて、ティモシー・シャラメの表情や空気感の変わっていく。ただそれだけでなく、芯たる部分は変わらない、そんな不安定さやどこか危なげな雰囲気をしっかりと演じてたと思います。

今までにないひと夏の青春映画です。
ぜひ!
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