ワ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のワのレビュー・感想・評価

4.0
約3ヶ月ぶりの劇場での映画鑑賞、それだけで本当にワクワクしてしまった、、、そして久しぶりの劇場鑑賞作がこれで本当に良かった 以下文章を短くまとめるのが下手すぎるオタクの戯言

恥ずかしながら若草物語というものに触れるのは今作が初めてだったけど、絶対文章でも触れたいなと思った 何度も泣いてしまった
もちろん現代と彼女たちの時代では考え方や生き方は違ってくると思うけど、ジョーの言う結婚したら終わりだ、自由な中年女になりたい、結婚だけが女の幸せだなんて絶対に思わない、だけど寂しいという気持ちが痛い程共感できるし、メグもエイミーもベスもお母さんにも叔母さんにもそれぞれの目標、それぞれの幸せ、それぞれの苦悩、それぞれの理想があってどれも間違いじゃないんだよなあ だけどやっぱりジョーの言葉や意志の一つ一つが本当に突き刺さってきて、分かりすぎて苦しかった
好きなシーンは山ほどあるけど「女性には心だけじゃなくて知性もあるし、魂もある。野心もあるし、才能もあるし、美しさもある。」と「私の現実とあなたの現実は違う」という言葉が残酷さもあれどとてもとても力強くて心に残って大好きだった
ジョーとテディが出会って2人で踊るシーンもお芝居をするシーンもみんなでお父さんからの手紙を読むシーンもお母さんが自分の性格の話をするシーンも喧嘩するところも笑い合ってるところも、とにかく"少女時代"の描写はどれも本当に色鮮やかで楽しくてキラキラ輝いていてあたたかくて、だからこそ現在の描写に戻ったときに色々なものが少し色褪せて寂しく見えるのが凄く凄く分かるし物悲しくて辛い それが人生なのだろうけど自分はまだきっと少女時代に生きていたいと思ってしまうから見ていてどうしようもないしんどさを感じるのだろうな ジョーがメグに「少女時代が終わってしまう」と言ったのを聞いてぼろぼろ泣いてしまった 消えないで欲しい、終わらないで欲しい、そのままでいさせて欲しいと思ってしまうんだよねえ だからこそラストにまた色鮮やかな世界でみんながそれぞれに楽しく過ごしていたのはとっても素敵だったし、あれが現実でみんなが幸せであったら最高だなあと思った その2つの時間軸の対比をより分かりやすく表現するという意味でも過去の思い出と現在を行ったり来たりするのはとても効果的で良かった
ラストの製本シーンも本当に最高、その本が彼女の少女時代の思い出たちがいっぱいいっぱい詰まったキラキラの宝石箱みたいで、それを大事に抱えるジョーが本当に可愛くて素敵で、泣いた


あとは本当にお衣装もセットも本当に可愛くてそれだけでドキドキしたし音楽もピッタリで引き込まれた そしてシアーシャローナンとティモシーシャラメの存在感たるや、、、2人とも出てきた瞬間に一気に目が惹きつけられるし華があって本当に素敵な俳優さんだなあと思いました シアーシャローナンの演技に改めてめちゃくちゃ感動したしショートカットが似合いすぎていて見る前の10倍好きになりました
レディバードもそうだけど、今作もこの年齢で触れることができてよかったなと心から思う 出会えて良かった グレタガーウィグ、マジで良い
ワ