テンポはいいんだけど、平坦だった。
音楽も平坦。いや全部の曲が素敵なんだけど、これ!といった曲がないよね。
時系列とか、今どこにいるんだろうと迷子になってしまうところも多かった。
一番首をかしげるポイントは結婚相手。
2番目は嫌とか言いながら、そこを特に乗り越える描写もなくゴールしちゃうし、もう1人も1番がだめになっちゃったからこの人で妥協、っていうふうに見えてしまった。
予告編がミスリードになってしまったかもしれない。
主人公が結婚せずに小説家で成功したいと夢見ているところを前面に押し出している予告だけど、本編はそこまでそこに情熱があるようにはうまく描かれていないように感じた。
長女が結婚が全てな感じも、二女が仕事が全てな感じも、本編は中途半端だった。
フローレンス・ピューは今作が初鑑賞だったけど、生き生きとしていて素晴らしかった。
ただストーリー上は、末っ子四女というところでここまでしっかりされていてもというのはある。
長女エマ・ワトソンは逆になんかおとなしくまとまりすぎていて年長っぽさがなかった。
だからメリハリないから四姉妹がただの仲良し同級生4人組にしか見えなかった。
色々な素敵なものが詰まっているいい映画、なのでしょうけど、自分的には一つ大きい要素の何かが欲しかった。