ハッピーエンド
「私がもしこの物語のヒロインなら」
きっと好きな人が私のことを大好きで、やりたいことは全てが上手くいって、周りのみんなが幸せでわらっているような……
そんなわけがないんだよな。だってこの世界はみんなが平等でそれぞれの物語を持った人間が暮らしているところなんだもん。
「女の幸せは結婚が全てじゃないと思っているのに、たまらなくさみしいの。」この言葉が芯を食ってるなぁ、でも私の物語は当たり前に私が主人公だけど、君の物語で私はきっとヒロインではないんだよな。一度自ら手放した手をまた求めるのは女のワガママよ。
愛せないわけではなかったんだよな、たぶん。
きっとその時はそれよりも大切なものがたしかに心にあったんだ。それはもうそれに対しての愛だよ。
どんな状況になっても必ず最後に愛は勝ってほしい星に生まれたので私の人生をこれからも主人公として生きてやるんだ。