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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のkatoharuのレビュー・感想・評価

4.6
満を辞して、5ヶ月ぶりの映画館、朝9時過ぎの回、張り切った甲斐がありました。
画面が素晴らしい美で溢れていて高得点!
何回目の若草物語か分からないが、全く飽きさせない、グレタ・ガーウィグ監督らしさが出ていた。俳優達が脇役まで豪華なのだか、その派手さをあまり感じさせない自然な演技、監督や演出のおかげだとも思う。そして皆さん、美しいクラシックコスチュームがとてつもなく似合っていたからかもしれない。音楽も流石のアレクサンドル・デスプレで、物語に没入させてくれるが、心情や情景を描写しつつささやかに存在感がある。
男性、女性と言うつもりでもないが、自分も女性に生まれて良かったと思わせてくれる作品。四姉妹がチャーミングで、おしゃまさんで、愉快で、喧嘩っ早くて、個々人でも4人でも魅力的。特に主役ジョーのシアーシャ・ローナンは、自己の主張がきちんとあり、ぶれずに我が道を行くわって宣言しつつも、寂しがり屋で、1人で昔の幸せな思い出に想いを馳せたり、大人になろうともがいたりする繊細な女の子、女性の演技が本当に上手。うっかりするとつい勝手に自分自身を重ねてしまいます…(苦笑)
ルイ・ガレルとティモシー・シャラメ、クラシックコスチュームでの2人の並びは堪らなく絵になるなあ。ティモシーはイケメン過ぎる上流階級の貴公子(実はダメ男気味)がお似合い過ぎる。ついつい許しがちよね、反則ですね。。
最後は実際幸せになったのか、空想なのか、分からない雰囲気がまた良い。
好きです。こういう王道のハートフルなお家ストーリー!
久々にウィノナ・ライダー主役版を観ようかしら…
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