あの村上春樹の…
好きではないけど、悪くはなかったと思います。
静寂の中の、感情の起伏が聞こえてきました。
正直なところ、やや長かったです。
ずっと車の中で朗読するというようなシーンが続き、最初は大丈夫かな…と思ったのですが、最後には少し原作を読んでみたい気持ちになりました。
音はナツメウナギに自分を重ねていたのですね。ちょっと不穏すぎる感じな話。
ナツメウナギ話の結論を知らずのままだった夫の嫉妬顔と、浮気相手が捕まる前に、他人を知るには自分を見つめるしかないなどとやけに良い事？(どの口😇)を言うシーンが1番思い出される。
好きなタイプの映画ではないけれど、前に進んでいくしかないというか、絶望と後悔と虚無感と…の中の一掴みの希望。
多言語の演劇とはなかなか新しく、私にとっては刺激的でした。
こういうことも評価されたのですかね？
最後に素朴な(下世話な)質問、セックス中に語りながら脚本(しかもナツメウナギ)を考えていくという人達、気持ちは分からないですが…芸術家だから可能？もはや朗読のようだけれど、本当にどちらにも集中できてる？器用だなぁと。苦笑
