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スーパーティーチャー 熱血格闘のkyokoのレビュー・感想・評価

2.1
香港で学力最下位のタックチー学園。そこに赴任してきた元米兵のチャン・ハップはクセ者揃いの6-B(高3)の担任教師となる。最初は反発していた生徒たちもチャン先生の熱血指導に徐々に心を開いていき…とよくある青春学園ものだけど、その熱血教師がドニー・イェン、しかもアクション監督はドニーからの信頼の厚い谷垣健治と聞いてそれはそれはわたくし楽しみにしておりましたのよ。

担任が入ってきても好き勝手する生徒たちに、ドニー先生が軽くジャブでお見舞い。
「Everybody,Welcome my class !! 」
ああ、ドニー先生の白い歯が眩しい。

なのにここからはただただ苦行だった。いや、ほんとマジで辛かった。都合がいいとか通り越してもはやイリュージョンレベルに生徒(と保護者)を手懐けていく。中盤には総合格闘家との全然固定されてないロッカーでキレキレのアクションを見せたけど、ぬる〜い結着で苦行の時間に逆戻り…

クライマックスではまたもや最高のアクションを見せてくれたけどまさかの真実が発覚。いや、すまないじゃ済まないよ、先生。

偏差値で全てが決まる教育に物申しておきながら最後はみんなDSE学力試験でいい点数取ろうぜ!になってるし。

この脚本書いた人の脳内はお花畑かと思うほどあり得ない場面の連続だった。
たぶん今年いち、何度も途中で帰りたいと思ったヤツ。
ドニー・イェンなのに…(泣)
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