2021年10月26日
『ブルー・マインド』 2017年スイス制作
監督、リサ・ブリュールマン。
ミア（ルナ・ヴェドラー）は１５歳。
両親との３人家族。父の仕事の都合で転校する。
新しいクラスに馴染もうと、ジアンナ（ゾーイ・パスティル・
ホルトアイゼン）のグループに声をかける。
仲間になるが、煙草、万引き、酒、そしてセックスと次第に
はまっていく。
初潮を迎え、体も変化をしていくミア。
そんなミアを両親は理解しない。
観終わって、
そういう展開になるとは、途中からチラッとは思ったが、
まさかそれはないだろ、と否定していた。
そのまさか！！になった。驚きだ。
年頃のミア、微妙な心。
好奇心旺盛で、何でもやってみる。
両親への反発？
裕福そうで恵まれていそうに見える家庭環境。
夫婦仲もまずまずのよう。
何故、母に話せないのだろう。
分かってくれない、というよりも、ミア自身が何も
話さないでいる。
自分の殻に閉じこもって。
親の愛情を実感していないミアは、
ひとりで飛び出して、自由になりたかったのかな。
新しい環境を受け入れられるミア。
親の気持ちはどんなだろう・・・・
ミア役の方、ジアンナ役の方、お二人ともとてもかわいく
フレッシュ感ありありで、痛ましいような場面もあるのに、
いやらしさ汚らしさはまるで感じなかった。
きれいな映像だった。
ジアンナ、意外といい娘。
