トランスジェンダーのララは、女の子としてバレリーナになりたいと、性別適合手術を控えていた。
支えてくれる父親、親身になってくれる医者、わかってくれる友達。
しかし早く女の子の身体になりたい気持ちと、バレリーナの夢との間で焦る。
心と別の反応をする身体に、ララは決心し…。
「わかっている」友達は、理解者のフリをしているだけで、ララの心と身体の差異に興味があるし、バレエにおいても嫉妬や好奇の目を向ける。
それがララの心を壊していく。
そして「支えてくれる」父親は、すごく理解があるし、協力的。
しかしララが「女の子だから、父親には話せない事」があるのに、気づけない。
そして初めての恋。
気持ちは女の子なのに…身体は難しいね。
ララ役のヴィクトール・ポルスターくん美しい…!
シスジェンダーの彼が、トランスジェンダーの役をするにあたり、かなり反発が多かったんだそうな。
日本でも『リリーのすべて』を好きな映画に挙げてる人も多いし、トランスジェンダーについて目を向けているなら、ぜひ観てもらいたい作品。
すごく美しくて、ララや父親の気持ちが、痛いほど伝わってきた。
最後のララの顔がすごく晴れやかで好き。