Urakata1113

グリーンブックのUrakata1113のネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

1:友情:★★★★★
白人の用心棒トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)と、黒人ピアニストのドクター・ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の間に芽生える友情が物語の中心です。異なる文化や背景を持つ2人が、アメリカ南部の人種差別の厳しい環境の中で互いに理解を深めていく過程は感動的です。

2:人種差別:★★★★★
1960年代のアメリカ南部を舞台にしており、当時の人種差別の実態がリアルに描かれています。 グリーンブック とは、当時の黒人が差別を避けるために利用していた旅行ガイドで、黒人が宿泊や食事ができる場所が記載されています。この グリーンブック の象徴性と、旅を通して描かれる差別の現実が映画の大きなテーマです。

3:音楽:★★★★★
ドクター・シャーリーはクラシックやジャズのピアニストであり、彼の音楽の才能と演奏シーンが非常に美しいです。音楽が人々を繋げ、変革をもたらす力を表現しており、シャーリーの演奏が映画全体に深みを与えています。

4:演技:★★★★☆
ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの演技は、共に高く評価されています。アリはこの役でアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

5:ユーモア:★★★★☆
物語全体を通して、重いテーマである人種差別や社会問題を扱いながらも、2人のやり取りには軽やかなユーモアが散りばめられています。このユーモアが観客を和ませ、感動的なシーンとのバランスが絶妙です。
Urakata1113

Urakata1113