shunta

グリーンブックのshuntaのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
心地よく後味のよい素晴らしい作品。
雪解けのように偏見や互いの硬い心が
打ち解けていく過程に感動。

人種差別がひどい時代の天才黒人ピアニストが
アメリカの地方を回って公演する。
それは差別や人間の尊厳の彼の戦いだった。
そのお供に雇ったイタリア人用心棒。
黒人に対して差別的だったが…。

二人の性格の違いが大きくギクシャク。
しかし長い旅のなかで互いを大切な存在として
認め出す。その過程やちょっとした
エピソードが何とも心地いい。
互いの仲の深まりが用心棒の家族も
変えていく。変わっていく家族も素敵。

人種差別の作品はすごく腹立たしかったり
自分のなかにある醜いところがクローズ
アップされ重たくなりがち。しかし、
この作品は、ほっこり温かい。

だからアカデミー賞作品賞だったのかな。
大満足で是非みてほしい作品。
彼らの人生最大の出会いに羨ましささえ
感じてしまう。
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